外壁塗装業界の認定施工店制度とは?仕組み・メリットを解説

外壁塗装業界の認定施工店制度とは
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外壁塗装業界の認定施工店制度とは

前回、外壁塗装業者が取り扱えない塗料がある理由として、「販売店に取り扱いがない」「特定業者のオリジナル塗料」「認定施工店専用」の3つを挙げ、それぞれ説明しました。

今回は、その「認定施工店制度」について、どのような制度なのか、なぜそのような制度が誕生したのか、そして一例として、弊社の認定施工店制度の仕組みや取り組みなどについてご紹介します。

この制度は、エンドユーザー(施主)様にもメリットがあります。

その点も詳しく紹介しますので、塗装業者選びや塗料選びの際の参考にぜひ最後まで目を通していただければと思います。

認定施工店制度とは

認定施工店とは、文字通り塗料メーカーに認定された塗装業者のことを指します。

近年、さまざまな塗料メーカーが、「加盟店」や「特約店」などの名称のもと、独自の審査基準による認定施工店制度を設けています。

塗料単位で認定制度を設けてるメーカー、そもそも認定施工店でなければ扱えないメーカーも存在するなど、その仕組みはメーカーによって異なります。

認定施工店制度を取り入れる塗料メーカーは増えている

認定施工店制度を導入する塗料メーカーは増加傾向にあります。
なぜ増えているのか、それには塗料メーカーが抱えてきた次のような背景やメリットがあります。

認定施工店制度が誕生した背景

従来、塗料メーカーは製造した塗料を、塗料販売店(卸問屋)を介して塗装業者に販売してきました。

この流通方法は販売網を全国へ拡げることが容易な一方、メーカー側ではいくつかのジレンマを抱えていました。

塗料販売店任せになるため、販売店の意向(売りたい塗料、売りたくない塗料)に左右される

多くの塗料販売店が、いずれかの塗料メーカーの正規販売店(特約販売店)に属しています。

そのため仕方のないことですが、どうしても取り扱うメーカーに偏りや、販売店が”推したい”メーカーなどの意向が表れてしまいます。

同じ塗料を使っても施工品質にバラつきが生じてしまう

販売店経由の販売では、塗料についての知識や施工技量が不十分な塗装業者でも仕入れられるため、塗料本来の性能を十分に発揮できない施工が行われる可能性がありました。

これでは、意図しないところでメーカーの評判や塗料の評価が下がることにつながってしまいます。

施工不良が起きた時に、塗料の問題なのか施工の仕方に問題があったのか判断しにくい

前述に通じますが、施工不良が起きても、メーカー側には塗装業者がどのように施工を行ったのか全てを把握しきれません。

認定施工店制度は、このような問題点をクリアするために誕生しました。
この制度は塗料メーカーだけでなく、施主側にとってもメリットの多い制度といえます。

施主が認定施工店を選ぶメリット

塗料メーカーによって仕組みや内容は多少異なりますが、認定施工店はメーカーの審査や研修、講習等を受け認定された施工店です。

この認定施工店に外壁塗装をお願いすることは、施主にとってもメリットがあります。

その塗料についてしっかりとした施工知識を持っているため、施工不良が起きにくい

塗料の性能を十分に発揮するためには、塗料ごとに異なる定められた塗布量や乾燥時間などをしっかり守る必要があります。

施工不良の多くは、その塗料についての知識が足らずに正しい施工手順・施工方法で作業しなかった施工ミスが原因によるものがほとんどです。

認定施工店はその塗料に関する講習や研修を受け、きちんと知識を身につけているため、施工不良のリスク大きく減らすことができます。

塗料メーカーの審査を通過した、信頼・信用できる業者である

どんなに高い技量を持った塗装業者だとしても、経営状態が不安定な業者を認定施工店にすることは塗料メーカーにとっても施主にとっても好ましいことではありません。

ですので、塗料メーカーは認定にあたり塗装業者の与信調査を行い、経営状況の安定性などの審査を行っています(審査基準はメーカーにより異なります)。

エンドユーザーでもできる健全な塗装業者選びの方法を以下の記事で紹介しています。

信頼できる業者が施工するため、塗料メーカーが製品保証書(メーカー保証)を発行する

このような審査や研修を受け、信頼できる技能のある認定施工店の施工に対し、メーカーは製品保証書を付けています。

※保証年数や保証内容はメーカーによって異なります。また、すべてのメーカーが認定施工店に保証書を発行しているわけではありません。

弊社の認定施工店制度をご紹介

認定施工店制度の一例として、弊社の仕組みや取り組みについてご紹介します。

パートナーショップ特約施工店

以前の記事でも触れましたが、弊社は無機塗料専門メーカーとしてスタートしました。

目下、外壁塗料の最高グレードと言われている無機塗料ですが、取り扱いの難しい塗料と言われており、知識や技術が不足した塗装業者ではその高い性能を十分発揮できない可能性があります。

パートナーショップ特約施工店は、与信審査、研修の受講が必須の認定制度です。

タテイルシリーズやグランデシリーズなどのハイクラスな無機塗料「プレミアムライン」は、パートナーショップ特約施工店だけが取り扱える塗料です。

また、すべての塗料に対し製品保証書を発行しています。

地域ごとにエリア定数制を設け、“パートナー”である塗装業者の商圏を守りながら、全国すべての施主様に変わらぬ品質と最適な施工が行える体制づくりに努めています。

全国のパートナーショップ特約施工店はこちら
https://prematex-partnershop.com/

グラステージ認定アンバサダーショップ

グラステージは、先に紹介しました「パートナーショップ特約施工店」の中でも、ひときわ優良であると認められる施工店を厳選し、招待をもって取り扱い及び施工が行える「完全招待制」の無機塗料です。

グラステージ認定アンバサダーショップの“招待”基準は大きく以下になります。

  1. パートナーショップ特約施工店に認定されていること(前提)
  2. 無機塗料の豊富な施工実績があること
  3. クレームやトラブルが少ないこと
  4. サービスやフォローが万全な体制であること

グラステージの製品説明や取扱認定施工店については特設サイトをご覧ください。

グラステージ|スペシャルサイト|プレマテックス
多重ラジカル制御形無機塗料グラステージ(Glastage)の公式スペシャルサイトです。製品ラインナップ、特徴、性能などををご紹介します。

認定施工店なら安心?

これまで述べたように、認定施工店は塗料メーカーの審査や研修をクリアし、メーカーに認定された塗装業者です。
つまり、安心・信頼できる業者であることをメーカーが推奨していると言えます。

ですが、認定施工店が絶対に安心できる業者とは言い切れない理由があります。

認定施工店制度は一生モノではない

多くの塗料メーカーは、認定施工店制度を一定期間の更新制にしています。

認定施工店が認定施工店であり続けるためには、業者自身が「誠実で健全な業者であり続ける」ことが求められます。

もし手抜き施工や不良施工などを行ったり、不正な経営、経営不良による不払いなどがあれば、契約違反とみなされ、認定は取り消されます。

【要注意】認定基準は塗料メーカーによって異なる

何度か述べているように、審査基準や講習内容は各塗料メーカーによって異なります。
認定施工店と言ってもその審査基準の”厳しさ”は各メーカーによるため、その点は注意が必要です。

おわりに

外壁塗装業界の認定施工店制度について、その仕組みや、メーカー側・施主側それぞれのメリットについて紹介しました。

お伝えしてきましたように、各塗料メーカーがそれぞれの審査基準を設け、施工品質、施工サービスの均一化と向上に努めています。

「認定施工店に我が家の塗り替えをお願いしたい」とお考えでしたら、各塗料メーカーにお問い合わせいただくのが一番確実です。

外壁塗装に使用される建築用塗料の製造を行う塗料メーカーについては以下の記事で詳しく紹介しています。